ひか☆ログ

子育て・ビジネス・エンタメ etc 生活を豊かにする為のお得な情報を配信

【書評】子供は叱るのも褒めるのもいけない?!アドラー心理学『嫌われる勇気』

子供 教育


こんにちは、二児の父ひかるです。

 

皆さんは、心理学の三大巨頭アルフレッド・アドラーをご存知ですか?

 

日本では、このアドラー心理学の教えを説いた『嫌われる勇気』が2013年に発売されベストセラーになった事で、一躍有名になりました。

 

2017年にはドラマ化もされています。

(私はしりませんでしたが...。)

 

 

サブタイトルが「自己啓発の源流アドラーの教え」という事で、自己啓発として読んでみましたが、その一節にこう記述されていました。

 

「叱ってはいけない、ほめてもいけない」

 

現在、育児真っ最中の私としては気になる一節です。

 

叱らずに褒めて育てた方が良いかな〜とか朧げに考えたりはしますが、ほめてもいけないとはいったいどういう事なのか・・。

 

読んでみて納得する部分があったので、ご紹介したいと思います。

子育て中のママパパにとっても、一つの参考になるはず。

 

  

すべての対人関係を横の関係にすること

対人関係 横の関係

 

アドラー心理学では、「すべての悩みは対人関係の悩み」と謳っています。

 

「嫌われる勇気」を読めば納得出来る部分もあるんですが、分かりやすいところでいうと、

「この世に人が、自分しかいなかったとしたら」どうでしょう?

 

例えば身体的コンプレックスなんかは無くなりますよね。

比較する対象もいないわけですから。

 

毎日髪型を気にする事もないし、太っているか痩せているかも悩む事はないでしょう。

 

過去記事でも書いていますので、良かったらこちらもご覧下さい。 

hikalog.sennyablog.com

 

  

会社や家など、あらゆる場所で他人を意識している事に気付かされます。

 

そして、

アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」とすることを提唱しています。引用︰「嫌われる勇気」

親子関係であっても、親と子は縦ではなく横の関係であるべきということです。

 

ほめるという行為には「能力のある人が、能力のない人に下す評価」という側面が含まれているといいます。

いやいや、単純にすごいと思ったり偉いと思ったりすれば褒めるでしょう。

そう思ったんですが・・・。

 

ほめることも叱ることも無意識のうちに、能力の無い人を操作する行為。

 

そう言われると、腑に落ちる部分もありませんか?

親は、子を自分が想うあるべき姿に誘導している!?

 

それが教育だろうと思われるかもしれませんが、上下関係を作っているのは確かじゃないでしょうか。

 

自分は正しくて相手は間違っているから、自分が正しいと思う道へ誘導する。

 

アドラーはこのような「縦の関係」を否定し、「横の関係」を築くことを提唱しています。

 

 

では「叱るのも、褒めるのもダメ」と言われたら、いったいどうやって教育したらいいのか?

 

課題の分離と勇気づけ

アドラーの思想を理解する上で、まず「課題の分離」という言葉があります。

 

子育ては何が正しいか分からず、悩む事が多いかと思います。

悩んでも正解かどうかは、子供が成長するまで分かりませんよね。

 

それに、正解かどうかさえあくまで自分の価値観によるものです。

 

子供にこんな風に育って欲しいという願望が、子供が望んだ事とは限りません。

結局、親の自己満足に過ぎません。

 

親は無意識のうちに、子供の事を自分の事のように考え過ぎているんではないでしょうか。

 

勉強するかしないかも子供の課題であって、親の課題ではありません。

 

アドラー心理学の考えでは、この「課題の分離」が大前提にあり、横の関係があります。

 

 

課題の分離については、非常に共感する部分がありました。

 

私も考えの中に、親は子供の為に生きるような生き方はしなくていいと考えていました。

もちろんそれで自分が幸せなら有りだと思いますが、皆それぞれ自分の幸せを一番に考えればいい。

 

子供もいずれ成長し、大人になります。

 

自分の事は自分で考えられるし、幸せは自分で決めるはず。

 

だから、親は自分より子供の事なんて考えずに、自分の幸せを考えればいいんです。

 

ちょっと話が逸れたかもしれませんが、親は子供の課題を自分の課題と錯覚しやすいんだと思います。

 

まずは課題を分離することが大事。

 

放置するのではなく、勇気づけをする 

本題に戻ると、「叱るのも、褒めるのもダメ」「子供の課題に介入しないこと」となると、親は子供を放置しろって事?

ってなりますよね...。

 

どうしたらいいのか分からなくなります。

 

しかし、アドラーは決して放任主義を進めているわけではなく、課題の分離を理解した上で次のように説いています。

 

 本人が自分の課題に向かっていけるよう「援助」すること。

 

本人の課題に介入するのではなく、自信を持たせてあげたり環境を整えてあげたりといった援助を行う事。

 

これをアドラー心理学では「勇気づけ」と呼んでいます。

 

書籍のタイトル「嫌われる勇気」にも通ずることですが、課題から逃げずに立ち向かう勇気を持ちましょうということです。

 

 

一般的には、対人関係を「縦の関係」で見る人が圧倒的に多くないですか?

(自分も含めてですが笑)

 

決して良いことだとは思わなくても、縦の関係で見てしまうのはそういう教育を受けてきたからではないでしょうか?

 

自分がそうやって育てられてきたから、それが正しいと固定概念が出来上がっているんですよね、きっと。

 

そして、そのまま同じように子供を育てようとしている。

正しいと思い込んで...。

 

 

会社に行ってもそう。

みんな上司の顔色を伺って、言いたい事も言えずに我慢して働いてますよね。

それが日本の社会だと言われればそれまでですが、決して良い社会だとは思いません。

 

親が子供を叱ったり、褒めたり「縦の関係」を築くことで、子供は「縦の関係」を意識して生きるようになってしまうんじゃないでしょうか。

 

子供にまで、わざわざ窮屈な生き方をして欲しくはないですよね。

 

だから、アドラーは「横の関係」を築き、課題を分離し、自分の課題は自分で考えて行動出来るよう促すこと(勇気づけ)を提唱しているのでしょう。

私はそう解釈しました。

 

叱ったり、褒めたりするのを止めるのは難しいと思いますし、アドラーの思想が絶対とは思いません。

しかし、課題の分離と勇気づけという方法を頭の片隅において、自分の行動を見つめ直してみて下さい。

 

子供に自分の考えを押し付け過ぎてはいませんか?

 

私はこの書籍を読んで、そんなきっかけを得る事が出来ました。

【まとめ】叱っても褒めてもいけないアドラー心理学「嫌われる勇気」

いかがでしたでしょうか?今回は子育てに関わる思想の部分にかなり的を絞ってお伝えしました。

 

  • すべての悩みは対人関係の悩みである
  • 対人関係は「横の関係」にすること
  • 課題の分離
  • 勇気づけ

 

親は、子供の課題に介入するのではなく、勇気づけすること。

 

心理学は自分の思考に合っていないと、ついそれは違うでしょう、と反発してしまったりします。

「嫌われる勇気」では哲人と青年の対話形式で綴られていて、その反発する気持ちを青年が代弁してくれています。

 

それに対するアドラーの思想(答え)を哲人が説いていくというストーリー仕立てなので、モヤモヤが溜まる事なく読み進められます。

 

 

「嫌われる勇気」には、まだまだ他にもポイントがありますが、自分の考え方を180°変えるきっかけになるような本です!

 

周りの人間が敵のように見えてる人や、子育てに悩んでいる人など、考え方一つで世界が全く別のものに見えてくるので面白いですよ。

 

 

↓こちらは「嫌われる勇気」の続編

私もこれから読みます^ ^