以前、こんな事がありました。
会社の駐車場に止めている車に、一日に一台ずつ端の車から順番に置き石が!
フロントワイパーの上に石ころが置かれるというイタズラがありました。
帰宅する際に石が置かれているのに気付くわけですが、気付かずにワイパーを動かそうものなら「ガリガリッ」と悲惨な事になるので質が悪い。
しかし、私の車には石コロが置かれず、次の車に置かれていたんです。

ひかーる
推測ですが、私の車にはドライブレコーダーが付いていたからでは?
もともと車上荒らしや盗難防止と思い設置したものですが、ドライブレコーダーの駐車監視はイタズラ対策にもおすすめです!
この記事では、駐車監視機能が付いたおすすめのドライブレコーダーを3つ厳選してご紹介します。
ドライブレコーダーの駐車監視機能について
ドライブレコーダーの中には運転中の他、駐車中も録画してくれる駐車監視機能付きのものがあります。
新車購入時などは特に駐車中の愛車が心配ですよね。
付けておけば家の駐車場だけでなく、お買い物や会社などでの駐車中もドライブレコーダーが監視してくれます!
カメラが付いているだけでもイタズラなどの犯罪抑止が期待出来ますし、万が一被害にあってしまった時にも、駐車監視機能があれば犯人特定に役立つ事でしょう。
それでは、駐車監視機能の主な機能をご紹介します。機種選びされる際、必要な機能が付いているかチェックしてみて下さい。
・常時録画機能
駐車中も常に録画を行います。
但し、記録容量が多くないと上書きされていってしまうので注意が必要です。
記録容量さえあれば取り逃しの心配がなく一番良い方式ですが、容量不足で重要な部分が消えてしまう可能性もあるので、この方式の駐車監視機能を使うのであれば記録容量は大きいものを選びましょう。
・動体検知機能
カメラの撮影範囲内を動く人や物を検知して、録画開始する機能です。
衝撃を伴わないイタズラや、不審者を記録してくれる便利な機能です。
ただし、人通りや交通の多い場所では常に反応してしまうので、場所によっては効果を発揮出来ません。
・衝撃感知機能(Gセンサー)
当て逃げや車上荒らし等の衝撃を感知して録画開始してくれる機能。
車のナンバーや顔が分かれば、逃げられて泣き寝入りする事なく、犯人特定に有効な証拠となります。
駐車監視機能の効果
実際には外からドライブレコーダーを見た時、駐車監視機能があるかないかは見分けが難しいと思います。
ドライブレコーダーが付いている事自体が、犯人を威嚇して犯罪を未然に防ぐ抑止力になるでしょう。
つまり、犯罪予防という面では駐車監視機能の有無は関係なく、トラブルが起こった時にこそ本領を発揮するわけです。
駐車時に起きたトラブルの犯人特定
駐車時のトラブルで多いのが当て逃げ。
わざとではなくとも当ててしまった時、ドライバーがいなければ連絡も取れませんよね。
そうすると、逃げてしまえばお金も掛からないという誘惑に現場を後にしてしまう方が多いのではないでしょうか。
これは普段善良な方でもやり兼ねないので、車上荒らしなどの犯罪に遭う確率より、よっぽど被害に遭う確率が高いです。
その結果、ぶつけられた側(被害者)は悔しい事に泣き寝入りする事が大半のようです。
しかし、この駐車監視機能があれば録画された映像で犯人を特定出来ると共に、証拠にもなります。
映像でしっかり特定する為にも、ドライブレコーダーは高画質のものを選びましょう。
私が利用しているのが200万画素ですが、この画素数であれば至近距離のナンバープレートの番号はバッチリ視認出来ます。
イタズラ・車上荒らし・盗難の抑制
ドライブレコーダー(カメラ)に見られているとなれば、犯人にとって一番嫌な「バレる」「捕まる」というリスクが高まります。
もしもですよ、
あなたが空き巣に入るとして(もしもです笑)、鍵の掛かっている家と掛かっていない家があったら、間違いなく掛かっていない家を選びますよね?
もちろんカメラがある家とない家なら、ない家を選ぶはず。
駐車中もカメラで撮られているとなれば、犯人はリスクを避け他の車をあたるでしょう。
その結果、自分の車が被害に遭う確率を抑える事が出来るわけです。
ドライブレコーダーが付いている車には、イタズラ・車上荒らし・盗難などから守る効果があると考えられます。
「ドライブレコーダー録画中」「駐車監視中」といったステッカーも売られているので、アピールする事で犯行を抑制する効果が期待出来ます。
イタズラは子供の可能性もあるので、ハッタリでも分かりやすくアピールするのは効果的です。
一番良いのは何も起こらない事。
犯行を抑制しトラブルを未然に防ぎましょう!
おすすめ!駐車監視機能付きドライブレコーダー3選!
実際に使ってみて感じた事から、駐車監視機能付きのドライブレコーダーを3つ厳選してご紹介します。
選んだ基準は以下の通り、私的には必須条件です。
前後2カメラ(フロント・リア)
駐車は、前方駐車・後方駐車の両方ありますよね。
いつ起こるか分からないトラブルに対応するには、やはり前方だけでは不十分。
後方もカバー出来る2カメラタイプが理想です。
200万画素以上(前後共)
200万画素以上ないと、せっかく撮った映像が不鮮明で役に立たない可能性があります。
少なくともナンバープレートの番号を視認するには、200万画素以上は必須です。
当然、後方カメラも200万画素以上欲しいところ。
ZDR-015 (コムテック) |
DRV-MR740 (ケンウッド) |
DRY-TW8500d (ユピテル) |
|
記録解像度 | 200万画素 (フロント・リア) |
210万画素 (フロント・リア) |
200万画素 (フロント・リア) |
GPS | ○ | ○ | ○ |
Gセンサー | ○ | ○ | ○ |
動体検知 | - | ○ | - |
記録媒体 | microSDHCカード (16GB付属) 4~32GB対応 |
microSDHCカード (16GB付属) 16~32GB対応 |
microSDカード (16GB付属) 8~32GB対応 |
記録方式 | 常時記録 イベント記録(衝撃) 手動記録 |
常時記録 イベント記録(衝撃・動体) 手動記録 |
常時記録 Gセンサー記録(衝撃) 手動記録 |
音声記録 | ON/OFF可 | ON/OFF可 | ON/OFF可 |
駐車監視記録 | 別売りオプション必要 | 別売りオプション必要 | 別売りオプション必要 |
ケンウッド『 DRV-MR740 』
おすすめ3機種の中で、最もおすすめなのがこちら。
最長24時間の長時間録画に対応し、衝撃検知のほか動体検知も付いている機種はめずらしいです。
- 前後共210万画素フルハイビジョン
- HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載
- LED信号機対応
- GPS搭載
- Gセンサー搭載
- 動体検知機能
- 「F1.8明るいレンズ」採用
- 2カメラの画面切替機能
- 地デジノイズ対策
- 運転支援機能
- 最長24時間の「駐車監視機能」搭載
《 DRV-MR740 に駐車監視機能を付けるには》
車載電源ケーブル CA-DR150(別売り)が必要。
車両のバッテリー上がりを防止する「バッテリー過放電防止機能」と「オフタイマー機能」を搭載。
コムテック『 ZDR-015 』
私が使用しているのがコムテック製の旧機種で、問題なく使えているのでおすすめ。
設定動作時間(30分/1時間/3時間/6時間/9時間/12時間)で最大12時間まで駐車監視可能です。
- 前後共200万画素フルハイビジョン
- 安全運転支援機能
- LED信号機対応
- GPS搭載
- Gセンサー搭載
- 地デジノイズ対策
- 最長12時間の「駐車録画機能」搭載
- HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載※フロントのみ
- WDR(ワイドダイナミックレンジ)搭載※フロントのみ
《 ZDR-015 に駐車監視機能を付けるには》
直接配線コード【HDROP-09】(別売り)が必要。
ユピテル『 DRY-TW8500d 』
ユピテル社製では DRY-TW7500dP の方が人気が高く売れていますが、そちらはリアカメラが100万画素に画質が落ちる。
多少金額はあがっても、リアカメラも200万画素のこちらの方がおすすめです。
- 前後共200万画素フルハイビジョン
- LED信号機対応
- GPS搭載
- Gセンサー搭載
- 地デジノイズ対策
- 「駐車録画機能」搭載
- HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載※フロントのみ
《 DRY-TW8500d に駐車監視機能を付けるには》
マルチバッテリー OP-MB4000(別売り)又は、電圧監視機能付 電源ユニット OP-VMU01 が必要。
後述しますが、駐車監視機能で車両バッテリーを使用するとバッテリーを消耗するので、バッテリー上がりの心配がないマルチバッテリーの方がおすすめ。
駐車監視機能の注意点
駐車監視機能のうち常時録画機能である場合、車のバッテリーを使用しているため、長時間になるとバッテリー上がりを起こす可能性があります。
電圧が下がると自動で動作を停止するバッテリー保護機構が付いていたりしますが、バッテリーを消耗する事には変わりないので、あまりおすすめ出来ません。
対策として駐車監視時は外部バッテリーを使用するという手もあります。
こちらも一緒に使用すれば車両バッテリーの心配をせず、駐車監視機能を使用出来ます。
他にもあるドライブレコーダーのメリット
駐車監視機能を中心にご紹介してきましたが、それはドライブレコーダーの機能の一つに過ぎません。
他にもたくさんのメリットがあるので、簡単に解説していきます。
①あおり運転対策
昨今、問題になっている話題の一つ。
今は、あおり運転対策としてドライブレコーダーを購入される方が増えていますね。
ニュースでご覧頂いている通り、あおられて怖い思いをした被害者の方は本当に災難だと思いますが、ドライブレコーダーの映像が決めてとなり犯人逮捕に至るという事もあります。
SNS で晒されれば、犯人は社会的制裁も受ける事になるでしょう。
いつ巻き込まれるか分からないあおり運転、対策として非常に有効なのは言うまでもありません。
②事故の物的証拠
映像は、事故時の有力な証拠にもなります。
事故の過失割合は殆どの場合、両者の聞き取りと過去事例によって決まってきますが、
相手の証言に嘘があった場合などドライブレコーダーが物的証拠となり、正しい判断が下される可能性が高まります。
ただし色々な判例があり、必ずしもドライブレコーダーの映像が効力を発揮するとは限らないので、過信は禁物です。
③自分の危険運転を抑制
GPS 搭載のドライブレコーダーなど、高性能なものは運転中の速度まで記録してくれます。
事故時に自分の運転に違反や過失があった場合、それもまた証拠として残るわけです。
それを理解していれば、自分自身も危険運転をしないよう気を付ける効果があるのではないでしょうか。
意識の問題なので、ドライブレコーダーが自分の運転も監視していると思って、安全運転を心掛けましょう。
④綺麗なドライブ映像を記録
初めてドライブレコーダーを使った時には、映像をパソコンで再生し眺めたものです。
普段撮る事のない映像だったので新鮮でした。
高画質のドライブレコーダーの映像は綺麗なドライブ映像を残すのにも最適だと思います。
音声を記録出来る機種なら、楽しいドライブ映像を記念に残すのもありだと思いますよ。
【まとめ】駐車監視機能付きおすすめドライブレコーダー
実は新車を購入した時に、初めカーセキュリティを検討していました。
カーセキュリティは安くても10万以上は掛かる高価なもので、車は心配なものの設置には随分と悩みました。
色々と検討している内にドライブレコーダーの駐車監視機能を知り、2万~3万くらいで設置出来るドライブレコーダーを選択したのです。
ちなみに、カーセキュリティの DIY はハードル高いと感じましたが、ドライブレコーダーくらいなら自分で取り付け出来そうだったの、取り付けも自分で行い工賃も掛かりませんでした。
設置してから3年くらい経ちましたが、何もトラブルもなく結果として良かったと思っています。
カーセキュリティは、お住まいの地域や車種により必要性が格段に違うようで、比較的安全な地域又は狙われにくい車種であれば不要という判断も出来ます。
しかし、イタズラや当て逃げなど駐車中のトラブルは何処の地域でも起こりやすい為、駐車監視機能が付いたドライブレコーダーはトラブル対策として非常におすすめです。
他にもメリットばかりなので、是非検討してみてはいかがでしょうか。